主要なフィンテック企業であり、USD Coin（USDC）ステーブルコインの発行者であるCircleは、USDCの準備金の構造と管理に関するレポートを公開しました。

レポートによると、USDC準備金の約80％が短期米国債に投資され、残りの20％がグローバルシステミックに重要な銀行（GSIBs）における現金預金として保持されています。

サードパーティによる保証を受けた完全に透明性のある準備金であると、Circleは発表し、透明性と説明責任の重要性を強調しました。また、Circleは、GSIBsを「世界で最も資本、流動性、監督要件が厳しい銀行」と説明し、銀行システムからのリスクを軽減するための一歩であると述べました。

さらに、Circleは、USDC流動性オペレーションのサポートとして、取引銀行パートナーに少額の資金を保有しています。

さらに、Circleは、連邦準備銀行に現金預金を保有することにも関心を示しています。同社は以下のように述べています。

「私たちは常に、USDCを真のトークン化されたキャッシュとしてのビジョンを実現するために、USDCの現金部分を直接連邦準備銀行で保有することを望んできました。これを実現するには、ステーブルコインの法律が必要です。2013年の創業以来、私たちはデジタルアセット業界の連邦規制の呼びかけの最前線にいて、議会が行動することを楽観的に考えています」。