連邦準備制度理事会(FRB)のスミルノフ理事は、金融政策を評価する際に株式市場と企業信用市場の強さを過度に強調するのは不適切だと述べた。スミルノフ理事は、現在の金融政策は依然として過度に引き締められており、景気後退リスクを高めていると考えている。インタビューでスミルノフ理事は「金融市場は金融政策だけでなく、多くの要因によって動かされている」と述べた。先週の第1四半期利下げ投票において、25ベーシスポイントの利下げに反対し、50ベーシスポイントの利下げを支持した理由もこれに基づいて説明した。また、住宅市場など金利に敏感なセクターの業績が低迷し、一部の民間信用市場が圧迫されている状況では、株価上昇や企業信用スプレッドの縮小といった要因は「必ずしも金融政策のスタンスを示すものではない」と指摘した。
全てのコメント