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四国銀行など4社、イーサリアム互換のブロックチェーンでステーブルコインをテスト

ステーブルコイン発行をテスト

Web3インフラを開発する日本企業「G.U.Technologies」は2日、イーサリアム(ETH)と完全な互換性を持つというブロックチェーン「Japan Open Chain」を基盤にして、ステーブルコイン発行に向けた実証実験を開始したことを発表した。

Japan Open Chainは日本法に準拠したブロックチェーン。今回の実証実験には、東京きらぼしフィナンシャルグループ、みんなの銀行、四国銀行の3つの金融機関が参加する。最終的には銀行勘定系のテスト環境および本番環境とも連携させ、法的に裏付けのあるステーブルコインの発行を目指すとした。

実証実験では、G.U.Technologies開発のステーブルコインシステムを利用し、発行や送金などを実施。G.U.Technologiesは、法に準拠したステーブルコインシステムの実装を行うとともに、自治体や民間企業を巻き込んだ実証実験を通じて、企業間送金や一般生活者の利用など、ステーブルコインの普及に取り組んでいくとしている。

このステーブルコインの大きな特徴の1つは、基盤のブロックチェーンがイーサリアムと互換性があるため、メタマスクなどのイーサリアムウォレットを介して利用できること。実験では、各銀行独自のステーブルコインを発行できるかを確認していく。

日本は今年、海外発行のステーブルコインの流通を解禁するとみられている。G.U.Technologiesも今回の発表で「ステーブルコインを規制する法律である改正資金決済法が今年6月までに施行される予定」であると説明した。

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