トランプ米大統領は、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長の座をケビン・ウォーシュ氏とハセット氏の2人に絞り込んだ。トランプ大統領は以前、来年FRBを率いるのはウォーシュ前FRB理事かケビン・ハセット国家経済会議(NEC)理事のどちらかが好ましいと表明していた。予測市場カルシの最新データによると、ウォーシュ氏が次期FRB議長に就任する確率は25ベーシスポイント大幅に上昇して39%、ハセット氏の確率は18ベーシスポイント低下して54%となっている。もう一人の候補であるクリストファー・ウォーラー氏が当選する可能性はわずか5%だ。トランプ大統領は最近の会談後、ウォーシュ氏が現時点で第一候補であると述べたものの、両候補を高く評価し、両候補とも低金利を支持しており、金利は1%以下にすべきだと考えていると指摘した。市場は現在、FRBのよりハト派的な政策見通しを織り込んでいる。
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