複数の地元メディアやロシア政府によると、下院はデジタルルーブルを導入する法案を可決したという。法案の本文によると、下院はこの法案を連邦評議会に進めるために必要な3回の審議を経て、最終的にはプーチン大統領によって署名されることになるよう指導した。プーチン大統領が法案に署名すれば、ロシアは中央銀行デジタル通貨（CBDC）を正式に採用する最初の大国となる。

ロシア政府のプレスリリースによると、ロシア国家発行のデジタル通貨に関する議論は何年も続いているという。 2021年11月にロイター通信は、パイロットプログラムが2022年にデビューすると報じた。 2020年10月初旬、ロシア中央銀行はデジタルルーブルのアイデアを研究するための諮問文書を発表した。最初の協議文書によると、ロシア中央銀行がデジタルルーブルプラットフォームを運営、組織化する。

2022年のBIS調査によると、93％の中央銀行が何らかの形でCBDCの検討に関心を示した。アトランティック・カウンシルのCBDCトラッカーによると、86の銀行が調査に回答したが、6月の時点で130カ国がCBDC計画を開始、検討、または中止したという。