米国連邦準備制度理事会(FRB)は、銀行監督・検査プログラムに「レピュテーションリスク」を組み込まないと発表した。FRBは、検査マニュアルを含む規制資料における「レピュテーション」および「レピュテーションリスク」に関する関連記述の見直しと削除を開始し、必要に応じてより具体的な金融リスクに関する記述に置き換える作業を開始した。FRBは、この変更がFRBの監督下にあるすべての銀行で一貫して実施されるよう検査官を訓練するとともに、必要に応じて他の連邦銀行規制当局と協力し、監督実務の一貫性を促進する。この変更は、銀行が安全性、健全性、法令遵守を確保するために強固なリスク管理を維持するというFRBの期待を変更するものではなく、また、FRBが銀行のリスク管理実務において「レピュテーションリスク」の概念を活用するよう監督するかどうか、またどのように監督するかにも影響を与えるものではない。
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