現地時間10月22日、ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン氏は、米国のサブスクリプションプラットフォーム「Substack」に、「米国経済は現在、多くのレベルで異常な状態にある。最も差し迫った問題は、政府閉鎖によって9月の雇用統計の発表が遅れ、政策担当者が『部分的な盲目』状態に陥っていることだ」と投稿した。クルーグマン氏は、米国の経済指標は表面的にはまずまずの水準に見えるものの、より深く分析すると、多くの客観的指標が米国経済に危険信号が点灯していることを示していると述べた。クルーグマン氏によると、この「異常」な状態は、まず深刻な経済格差として現れている。人工知能(AI)は活況を呈している一方で、他のセクターは停滞している。次に、経済は多くの面で「凍結」しているように見える。大規模なレイオフはまだ発生していないものの、失業者や労働市場への新規参入者は新たな職を見つけるのに苦労している。第三に、人工知能への投資は経済成長を牽引してきたものの、その成長は「K字型」の乖離を示しており、中低所得層の消費者が苦境に立たされているという明確な兆候が見受けられる。(金氏)
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