アップデート工程の見直し
暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)のブロックチェーンを開発するSolana Labsは1日、先週発生したトラブルについてレポートを発表。原因は未だ調査中とする一方で、再発防止策を打ち出した。
アップデート中のネットワーク安定性を維持するために、立場の異なる開発者チームによるクロスチェックを加える旨を表明している。
ソラナブロックチェーンは2月25日、処理速度とスケーラビリティ向上を目的にネットワークアップデート1.14を行っていたが、その過程でトラブルに見舞われ約18時間の遅延の末に1.13にダウングレードする処置を取っていた。
Solana Labsはまず、ソフトウェアのリリース工程において、テストとエクスプロイトの発見を行う目的で外部開発者や監査人を追加投入する方針を示した。現在、ソラナのバリデータクライアント「Firedancer」を構築しているJump Cryptoの開発チームや、ソラナ構築ツールを開発するMango DAOなどが想定されている。
また、従来はコアエンジニアのみが統合テストを実施してきたが、これも重層化する。新たにSolana Labsのコアエンジニアチームの約1/3で構成される敵対的チームを結成し、プロトコル全体の脆弱性チェックを行うこととなる。
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