「オファー・イズ・コード」というモデル

分散型取引所「Mangrove DAO」は28日、シリーズAラウンドで10億円（740万ドル）調達したと発表した。

🎉 Big news, folks! 🎉@MangroveDAO just closed its Series A funding round, raising $7.4 million from top-tier crypto-native VCs, including @CumberlandSays, @greenfield_cap, @CMTDigitalLtd, and @GumiCryptos. 🧵(1/9) — Mangrove DAO (@MangroveDAO) February 28, 2023

ラウンドを主導したのは、CumberlandとGreenfield Capitalで、Gumi Crypto Capital（gCC）とCMTも参加している。今回の調達は21年7月に発表された270万ドルのシードラウンドに次ぐものだ。

Mangrove DAOは独自の分散型取引所（DEX）に「オファー・イズ・コード」という斬新なアプローチを導入。「オファー・イズ・コード」とは、流動性プロバイダー（LP）がスマートコントラクトを取引のオファーとして掲載できることを意味し、オファーがマッチした場合にのみ流動性を供給することが可能だ。従来型の流動性ロックとは異なり、取引の機会コストを抑えられるという。

Mangrove DAOはまずポリゴン（MATIC）にローンチし、その後はEVM互換性のある複数のブロックチェーンにも対応する予定だ。

gumi Cryptos Capitalは今年の1月にSuiブロックチェーン基盤のウォレット『Ethos Wallet』の420万ドル規模のシードラウンドを主導した。