ストーンＸのアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は、貴金属相場の低迷は、トランプ大統領が２０２５年に導入する可能性のある制限的な米国の金融政策を反映しており、金などの非利回り資産の保有コストが上昇すると述べた。ラザクザダ氏は、トランプ大統領勝利後の米国金利のタカ派的な再設定がドルと利回りを支え、ドル建て金を下落させたと書いている。投資家が地政学リスクを消化する中、金価格も下落した。ラザクザダ氏は、米大統領選を巡る不確実性は解消され、トランプ氏の大統領就任後には中東とウクライナの紛争も終結する見通しだと述べた。同氏は、さらなる下値は限定的かもしれないが、強気反転するまで短期見通しは弱気のままになるだろうと付け加えた。