HashHubがSBI傘下に
SBIホールディングスは28日、暗号資産(仮想通貨)レンディング事業及び暗号資産リサーチレポート事業を展開するHashHubの株式取得について、HashHubの既存株主と株式譲渡契約を締結し、連結子会社化することを発表した。
本株式譲渡完了後の株式保有比率は100%になる見通しだ。23年3月31日(予定)の本株式譲渡完了後においても、平野 淳也氏がHashHub代表取締役を引き続き務め、運営体制に変化はない。
HashHubをSBIグループ傘下で運営する契約締結に至ったことをお知らせ致します。 詳しくはリリースの通りですが、今まで以上にユーザーの皆様に価値を届けられると考えています。 また私は引き続き新しい体制での経営に専念します。これからもHashHubをよろしくお願いします。 — 平野淳也 HashHub (@junbhirano) February 28, 2023
18年4月創業のHashHubは、顧客から暗号資産を借り入れ、Defi(分散型金融)などのプラットフォームを活用する暗号資産レンディングビジネスの「HashHub Lending」を手掛けており、Web3時代における新たな資産形成の機会を提供している。
また、暗号資産・Web3に関連するさまざまなレポートを配信するリサーチビジネス「HashHub Research」は、国内最大級の規模にまで成長。法人会員数も順調に増加している。
買収の背景
買収の背景としては、暗号資産交換業者である「SBI VCトレード」をはじめ、「ビットポイントジャパン」のサービスやNFTマーケットプレイス運営の「SBINFT」といった事業基盤と「HashHub」の保有する豊富な知見を相互活用することで、様々なシナジーの創出が見込めると強調した。
今月14日には、「ビットポイントジャパン」の全株式取得および100%連結子会社化を発表したばかり。20年12月には子会社のSBIリクイディティ・マーケットを通じて暗号資産取引所を運営するTAOTAOを買収し、完全小会社化している。
昨年12月には、gumiとの資本業務提携、およびgumiが実施する第三者割当増資を引き受け、同社株式の取得合意を発表。今月28日にはSBI VCトレードがチューリンガムと業務提携を発表するなど、Web3関連企業の買収や提携を加速させている。 SBIとスクエニがgumiと資本業務提携、ブロックチェーンゲーム開発など強化
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