7月27日、「2025年国際通貨フォーラム」が開催された。中国銀行前総裁の李立輝氏は、ステーブルコインは革新的な金融利便性をもたらす一方で、金融システム全体のリスクも伴うと考えている。米国はステーブルコインを米ドルに連動させることで、世界の通貨・金融覇権を維持しようとしていると指摘した。米国が双子の赤字を改善できなければ、通貨価値の安定に影響を及ぼす可能性がある。さらに、香港のステーブルコインは条件が整えば国内からのアクセスを緩和できるため、人民元の国際化に寄与すると指摘した。さらに、米国を代表とする分散型金融市場の動向を注視し、世界の通貨・金融システムにおける中国の地位を強化する必要があると強調した。