関係筋によると、連邦準備制度理事会(FRB)は、バイデン政権下でウォール街の大手銀行の資本要件を大幅に緩和する修正計画の概要を、他の米規制当局に提出した。関係筋によると、公式推計では、FRBの新たな計画の下では、ほとんどの大手銀行の資本増強は3~7%程度になるとの見通しだ。概要には具体的な予測値は示されていないが、この推計範囲は、2023年までの当初提案の19%増、そして昨年の妥協案で提案された9%増よりも大幅に低い。関係筋の中には、トレーディングポートフォリオの規模が大きい銀行は、資本増強が縮小されるか、場合によっては減額される可能性があると指摘する者もいる。
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