米10年国債利回りは安定していたが、これは市場が金利見通しのヒントとなる可能性がある米雇用統計に慎重だったためだ。連邦準備制度理事会は最近、さらなる利下げの可能性を残しつつも、金利のさらなる引き下げを急ぐつもりはないことを確認した。雇用統計が好調であれば、さらなる利下げの余地はほとんどないか全くないという見方が強まるだろう。逆に、経済指標が弱いと利下げの可能性が高まり、米国債利回りとドルに重しとなる可能性があるとDHFキャピタルは指摘した。市場は引き続き、連邦準備制度理事会が今年2回、25ベーシスポイントの利下げを行うと予想している。 10年国債利回りは4.438%で横ばいだった。