モルガン・スタンレーのチーフエコノミスト、セス・カーペンター氏は13日、ドイツ紙ハンデルスブラットのインタビューで、米国経済の成長率が大幅に鈍化しており、その主因は米国の関税政策であり、この政策の影響は今後数カ月間も続くだろうと述べた。カーペンター氏は、米国経済は現在、持続的な低成長に直面しているとみており、今年第4四半期と来年第1四半期も弱い成長になると予想している。同氏は、米国経済は2026年に1.25%程度しか成長しないと予測しており、これは2024年に予想される2.8%を大幅に下回る。同氏はまた、米国の労働市場が数カ月前よりも大幅に弱まっていると指摘した。新たなデータによると、2024年3月から2025年3月までの雇用創出は当初予想の半分にとどまる見通しだ。さらに、米国の工業生産は弱含みの兆候を示している。
全てのコメント