ロイター通信は7月4日、中国のテクノロジー大手JD.comとアリババ傘下のアント・グループが、米ドル建てステーブルコインの影響力拡大に対抗するため、人民元建てステーブルコインの発行を承認するよう中国人民銀行に働きかけていると報じた。両社は、香港でオフショア人民元にペッグされたステーブルコインを発行することを提案し、人民元の世界的な利用を促進し、デジタル分野における米ドルの優位性を弱めることを狙っている。さらに、JD.comとアント・グループは、8月1日の新法施行後も香港ドルにペッグされたステーブルコインを発行する計画だ。JD.comは、中国人民銀行との協議において、人民元の国際化を促進するためにオフショア人民元ステーブルコインの発行の緊急性を強調した。