金スポット価格は水曜日に初めて1オンスあたり4,000ドルを突破し、銀価格も過去最高値を更新した。メタルズ・フォーカスの金・銀担当責任者であるマシュー・ピゴット氏は、「金の上昇は、安全資産にとって非常に好ましいマクロ経済的・地政学的背景と、他の伝統的な安全資産への懸念を反映している」と述べた。ピゴット氏はさらに、「これらの要因が2026年まで続くと、金価格に大きな調整をもたらす明確なきっかけは見当たらない。したがって、金価格は年を通して上昇を続け、5,000ドルの水準に挑戦すると予想している」と付け加えた。スタンダード・チャータード銀行のグローバル・コモディティ・リサーチ責任者であるクーパー氏は、「銀市場は、リース料の上昇、COMEXの在庫の過去最高値、そしてインドからの強い季節的需要により、引き続き逼迫している。最近の上昇は、上場投資信託（ETP）への大量の資金流入も支えている」と述べた。