OCBC銀行のグローバル経済・市場調査責任者であるヘン・クーン・ハウ氏は、世界的な個人投資需要の高まりを受け、金価格の上昇に減速の兆しは見られないと述べた。金は過去1ヶ月にわたり上昇傾向を維持し、1オンスあたり3,500ドルを突破した。同氏は、脱ドル化への懸念から安全資産への資金流入が急増し、金ETF、金先物、関連投資商品の需要を支えていると指摘した。金にとって重要な長期的なプラス要因、特に米ドルのさらなる下落と中央銀行の投資配分の継続的な増加は、依然として堅調に推移している。こうした個人投資の関心の高まりを受け、OCBC銀行は金価格予想をさらに引き上げ、2026年までに1オンスあたり4,000ドルを超えると予測している。