ブラックロックのデジタル資産責任者ロバート・ミッチニック氏はCNBCの「スクワーク・ボックス」のインタビューで、仮想通貨業界はビットコインをリスクの高い資産として宣伝しているが、実際にはビットコインは「グローバルで希少、非主権、分散型」のトークンだと指摘した。ミッチニック氏は「最近見られた市場状況は自己実現的現象のようで、実際には業界内の特定の調査やコメントによって引き起こされた自滅行為だ。こうした調査やコメントはビットコインをリスク資産として描写する傾向がある」と述べた。同氏は、米国経済の深刻な不況がビットコインの価格に影響を与える可能性があるという主張は「根拠がない」と考えている。ミッチニック氏は「関税はビットコインにとって必ずしも悪いニュースではない。経済的な懸念については、景気後退に陥るかどうかはわからないが、景気後退はビットコインにとって重要なきっかけになるかもしれない」と述べた。また、マクロ経済の不確実性が仮想通貨に与える影響に対する懸念にもかかわらず、ビットコインの価格は昨年11月初旬から約15％上昇していると述べた。 「明らかに、2024年は非常に異例で歴史的な年です」と彼は語った。「基本的に、これは長期的な傾向だと考えています。だからこそ、人々はビットコインをデジタルゴールドと見なしているのです。」