超長期国債の利回りは最近上昇しているものの、日銀は第4四半期に超長期国債の購入額を小幅に減らす可能性があると、事情に詳しい関係者3人が明らかにした。こうした動きは市場の予想と一致し、発行額に占める保有比率が高い満期債の購入額を優先的に減らすという日銀の指針にも合致する。関係者によると、日銀は9月17日の20年国債入札の結果と超長期国債の利回りの変動に左右され、9月30日に最終決定を下す見込みだ。日銀がその時までに超長期国債の購入額を削減すれば、第2四半期の削減以来2度目の調整となる。