ヘッジファンド大手Coatue Managementの創業者、フィリップ・ラフォン氏は、ニューヨークで開催されたCoinbase Cryptocurrency Summitにおいて、ビットコインの初期段階ではボラティリティの高さが投資家の投資意欲を削ぐ可能性があったものの、時間の経過とともにボラティリティは低下しており、これはビットコインへの投資コストの低下を意味し、機関投資家によるビットコインの受け入れは仮想通貨の成熟の兆候でもあると述べた。さらに、仮想通貨を少なくとも1ヶ月間保有した後に全て売却するビットコインウォレットの数が大幅に減少していることは、投資家が仮想通貨を売買するのではなく、長期保有していることを示している。もちろん、現段階ではビットコインは世界の純資産に占める割合はまだ低く（500兆ドルのうち約2兆ドル）、より多くの人々がビットコインを価値ある資産と見なすようになれば、ポートフォリオにおいてより中核的な資産にならざるを得ない。ビットコインを重視する投資家にとって、フィリップ・ラフォン氏は、ビットコインがポートフォリオの牽引役になるほどポートフォリオに占める割合を高くしないことを推奨している。