CICCの調査報告書は、米連邦準備理事会(FRB)が5月の会合で予想通り金利を据え置いたと指摘した。金融政策声明ではインフレが停滞していることを認め、パウエル議長は利下げに自信がないと表明し、FRBの利下げ基準が大幅に引き上げられたことを示唆した。パウエル議長も利上げの選択肢を否定し、バランスシート縮小のペースが鈍化しつつあると表明し、市場は安堵した。全体として、パウエル議長の今回の指導は比較的合理的であり、これまでのように利下げを誘導しなかったが、これは正しいアプローチであり、市場にとっては良いことであると考えている。 FRBが今年利下げする可能性があるのは第4四半期の1回のみという従来の判断を維持する。
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