ウォール・ストリート・ジャーナルによると、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）は月曜日の米国株式市場の取引終了後のインタビューで、トランプ政権の政府効率化局（DOGE）の局長としての職務を遂行しながら、自身のビジネスを「大きな困難」とともに運営していると語った。 マスク氏はインタビューで、DOGEチームにはすでに100人以上のメンバーがおり、将来的には200人に拡大する可能性があると明らかにした。現在、1日あたり40億ドル以上を節約しており、全体で1兆ドルの節約を達成すると予想されている。同氏は、DOGEは米国政府のほぼすべての部門に浸透しており、金融やテクノロジーの分野から人材を採用しており、今後1年間トランプ政権に留まる予定だと述べた。 同日、テスラの株価は日中に16％以上急落し、終値では15％以上下落し、2020年9月以来最悪の日中パフォーマンスを記録した。取引終了時点で、テスラの株価は2023年12月の史上最高値から54％以上下落し、時価総額は約8000億ドル消失した。アナリストらは、トランプ政権の関税政策の不確実性とマスク氏の政治的発言によるブランドイメージのダメージが株価下落の主な原因だと考えている。テスラの株価は、マスク氏がトランプ政権に就任して以来7週間連続で下落しており、同社が2010年に株式を公開して以来、最長の連続下落となっている。