ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、市場の混乱と貿易戦争の激化によって世界経済にもたらされたチャンスを捉えるよう経済当局に促した。ロシアと米国、欧州連合との貿易は制裁により大幅に減少したが、トランプ大統領の関税の影響は受けていない。同国は現在、長期にわたる原油価格の下落と予算収入の減少に直面している。プーチン大統領は当局者らに対し、「世界経済の状況は、世界的な競争が激化し、商品市場や金融市場が急激な変動を経験する中で、より複雑になっている」と語った。同氏はさらに、「こうした要因を監視し、その変化を予測するだけでなく、新たな機会を活用して国内生産、貿易関係、輸出を発展させ、国民経済全体を強化することも必要だ」と付け加えた。これは米国が関税を発表して以来、プーチン大統領が世界経済情勢についてコメントした初めてのことだ。
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