ロイター通信によると、北朝鮮のハッカー集団ラザルス・グループのメンバーは偽の身元を使って米国ニューメキシコ州とニューヨーク州に2つのダミー会社、ブロックノバスLLCとソフトグライドLLCを設立し、偽の採用活動を利用してマルウェアを拡散し、特に暗号通貨開発者を攻撃していた。サイバーセキュリティ企業Silent Pushは、これらの企業が偽のインタビューを使って被害者を誘い込み、暗号通貨のウォレットやパスワードなどの機密情報を盗み、多くの開発者を被害に遭わせていることを明らかにした。サイレントプッシュはこれを「北朝鮮のハッカーがサイバー攻撃を実行するために米国で合法的な企業を登録した」珍しいケースと呼んだ。