破産した仮想通貨金融会社セルシウス・ネットワークは公聴会で判事に対し、年末までに顧客資金の返済を開始する予定だと述べた。同社の弁護士は、セルシウスの運営を引き継ぐ新会社（NewCo）がシード資金として4億5000万ドルを受け取ると述べた。 9月29日の提出書類によると、セルシウスは債権者への一部返済に新会社の株式のほか、ビットコインとイーサリアムで20億3000万ドルを使う計画だという。新会社はコンソーシアムFahrenheit LLC内の企業の支援を受けており、ファーレンハイトLLCが採掘とステーキング業務を管理することになる。

マーティン・グレン判事はセルシウスの再建計画を承認することを検討しているが、計画には依然として証券規制当局の承認が必要だ。大多数の債権者がこの計画を支持しているが、疑問を呈する債権者もいる。承認されれば、セルシウスは2022年以降、破産更生から脱却した初の仮想通貨プラットフォームとなる。