米メディアのアクシオスによると、トランプ大統領は、ワシントン州の民主党上院議員マリア・キャントウェル氏とアイオワ州の共和党上院議員チャック・グラスリー氏が提案した、大統領の一方的な関税発動権限を制限する法案を拒否するだろう。共和党の上院議員７人が超党派法案に署名しており、共和党がトランプ大統領の関税政策に対する懸念を表明する手段になりつつある。 「法案が初めて提出された時にこれほど多くの支持を得ることはめったにないが、これは人々が感じている不安の表れだと思う」とキャントウェル氏は語った。トランプ大統領の考えを知る人物によると、同大統領はこの法案の導入に憤慨していたという。本日議会事務局に送られた政府の政策声明には、次のように記されている。「この法案が可決されれば、外交政策を策定し国家安全保障を守る大統領の権限と責任が妨げられることになる。また、法案が議会を通過して大統領に送られれば、大統領は拒否権を発動するだろう。」