事情に詳しい4人の関係者は、トランプ大統領の暗号資産プロジェクトWLFIが世界最大のデジタル資産取引プラットフォームであるバイナンス・ホールディングスと協力について話し合っていたことを明らかにした。バイナンスの創設者は以前、テロリストや制裁対象国の団体が同社のサービスを利用するのを防ぐのに必要な措置を講じなかったことを認めている。 こうした協議がどの段階にあるのか、またそれが合意や共同プロジェクトにつながるのかどうかは不明だ。交渉は非公開であるため関係者は身元を明かさないよう求めた。 関係者のうち2人は、協議にはバイナンスがWLFIと協力して米ドルに連動する仮想通貨であるステーブルコインを開発する可能性も含まれていると述べた。トランプ氏とその息子は昨年9月に同社の宣伝活動を開始し、設立文書によれば、WLFIの純利益の4分の3をトランプ一家が受け取ることになる。