フィナンシャル・タイムズによると、仮想通貨価格が急落する中、仮想通貨トレジャリー企業は株価下落を補うために保有トークンを売却しており、「デジタル資産トレジャリー」ビジネスのブームは急速に崩壊しつつある。マイケル・セイラー氏が率いるストラテジーは、世界最大のビットコイン保有企業だが、同社の株価は過去3ヶ月で50%下落し、他の多くの仮想通貨トレジャリー企業の株価を押し下げている。セイラーの時価総額がビットコイン保有額を下回っていることを受け、投資家は仮想通貨価格の上昇と大量の株式・債券発行という好循環に依存するこのビジネスモデルが崩壊の危機に瀕していると懸念している。仮想通貨データ企業Kaikoのシニアリサーチアナリスト、アダム・モーガン・マッカーシー氏は、「これらの企業は株価下落に見舞われ、状況は悪化する一方だろう。これは悪循環であり、価格が下落し始めると、価格を押し下げようと競争する悪循環に陥る」と述べている。
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