チェコのパベル・ブラゼク法務大臣は、有罪判決を受けた犯罪者から寄付されたビットコインの法務省による販売をめぐる論争を受けて、5月30日に辞任を発表したとコインテレグラフが報じた。法務省は以前、ソーシャルプラットフォームXで、約500ビットコインをオークションにかけ、約10億チェココルナ（約4,500万米ドル）を調達したと発表した。その後、チェコのニュースメディア「デニックN」は、これらのビットコインがダークウェブプラットフォーム「シープ・マーケットプレイス」の有罪判決を受けた運営者、トマス・イリコフスキー氏からのものだということを発見した。 3月にジリコフスキー氏の弁護士はブレイゼック氏にビットコインの3分の1を寄付することを提案したが、ブレイゼック氏は資金の出所を詳しく調査しないまま寄付を受け入れた。警察は現在、ビットコインの出所について捜査を開始した。