Cointelegraphによると、チェック・ポイントの調査で、「JSCEAL」というコードネームのマルウェア攻撃が、Binance、MetaMask、Krakenなど、世界中で人気の仮想通貨取引アプリ約50種類を偽装していることが明らかになりました。2024年3月から活動しているこの攻撃は、悪意のある広告を用いてユーザーを誘導し、マルウェアを仕込んだ偽アプリをダウンロードさせようとしています。調査によると、2025年上半期には3万5000件の悪意のある広告が配信され、EUだけで数百万人のユーザーに影響を与えています。このマルウェアは、独自の検出対策技術を用いて、ユーザーのキーボード入力、Telegramアカウント情報、パスワードの自動入力といった機密データを収集し、仮想通貨関連のブラウザプラグインを操作することが可能です。専門家は、このような攻撃を効果的に防ぐために、悪意のあるJavaScriptの実行を検知できるマルウェア対策ソフトウェアの使用を推奨しています。