コメルツ銀行のアナリスト、マイケル・フィスター氏はレポートの中で、トランプ大統領による連邦準備制度理事会(FRB)と米国労働統計局(WLS)への攻撃はドルの見通しに脅威をもたらすと述べた。トランプ大統領は火曜日、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が利下げを行わなかったことを改めて批判した。また、ワシントンにあるFRB本部の高額な改修費用をめぐり、パウエル議長を提訴する構えを見せた。月曜日には、今月初めに解任した労働統計局長の後任に、保守系シンクタンクの経済学者アンソニー・ファウチ氏を指名した。フィスター氏は、「これは、統計機関や中央銀行のトップが交代する権威主義国家を彷彿とさせる。そして、これはドルにとって好ましいことではない」と述べた。
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