現地時間3月10日、ユーロ圏加盟国の財務大臣らが会合を開いた。会合では、ユーロ圏のマクロ経済の動向やユーロ圏の予算政策の調整について議論したほか、米国のトランプ政権の仮想通貨政策への対応をどう模索するかにも焦点が当てられた。トランプ米大統領は最近、米国連邦政府がビットコインに代表される暗号通貨とそのデジタル資産市場の発展を支援すると述べた。昨年、トランプ氏は選挙運動中に、米国を世界のビットコイン超大国、そして世界的な暗号通貨の中心地にすると宣言した。これに対し、EUは、暗号通貨の普及により、交換手段としてのユーロの権威が危うくなり、市場でのユーロの地位が弱まり、オンライン決済がますます一般的になる世界でユーロの役割が縮小するのではないかと懸念している。
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