ブルームバーグは7月31日、ブライアン・クインテンツ氏の米商品先物取引委員会（CFTC）委員長への承認が遅れ、同氏の立候補をめぐる憶測が飛び交った後、ホワイトハウスがトランプ大統領の指名候補への支持を改めて表明したと報じた。上院農業委員会が月曜日にクインテンツ氏の指名投票を突如中止して以来、この問題は注目を集めている。同氏の指名は、上院本会議で承認される前に、委員会の過半数の承認が必要とされている。当時、委員会の報道官はホワイトハウスが延期を要請したと述べていた。関係筋によると、仮想通貨界の大富豪タイラー・ウィンクルボス氏は、投票が延期される前にホワイトハウスに承認プロセスの停止または延期を促していたという。しかし、ホワイトハウスは水曜日、クインテンツ氏が引き続き政権の同ポストの最有力候補であると改めて表明した。広報担当のリズ・ヒューストン氏は、クインテンツ氏が米国を仮想通貨の中心地にする一助となると述べ、迅速な承認を期待していると述べた。クインテンツ氏は2017年から2021年まで米商品先物取引委員会（CFTC）の委員を務めて以来、ベンチャーキャピタルファンドa16zの仮想通貨部門の上級幹部や、予測市場プラットフォームKalshiの取締役を務めてきた。クインテンツ氏は、承認されれば両社から辞任する意向を示している。