Deribitのデータによると、ビットコインの30日オプションのデルタ・スキュー（プットコール）は12％に急上昇し、4カ月ぶりの高水準となった。中立的な状況下では、この指標は通常、コール（買い）オプションとプット（売り）オプションの均衡価格を反映し、-6％から+6％の間で変動する。10％を超える水準は市場の極度のパニックを示しているが、こうした状況が続くことは稀だ。以前、デルタ・スキューは4月7日に13％に急上昇し、ビットコインは5カ月ぶりに74,500ドルを下回った。その後、リスクを負う意思のある投資家は翌月に40％の利益を上げ、5月8日にはビットコインは104,150ドルに急騰した。Cointelegraphの分析では、ビットコインの強気相場が終わったという証拠は見当たらない。トレーダーの恐怖は往々にして合理的期待を上回るものだ。実際、暗号通貨は株式市場からの潜在的な資金流出からも恩恵を受ける可能性があり、現在の混乱が市場の長期的な強気傾向を否定するものではないことを示唆している。