オールスプリングのアナリスト、マティアス・シャイバー氏は、関税をめぐる不確実性が続き、米国の労働市場が堅調に推移していることから、FRBは金利に関して広く予想されている「様子見」の姿勢を取っていると述べた。「我々の見方では、FRBが次に利下げを行う可能性があるのは9月だ」と、マルチアセット・ソリューションズ部門の責任者である同氏は述べた。オールスプリングは、インフレ率が目標の2.0%に向けて低下し続ければ、FRBは年内に2回の利下げを行うと予想している。