ビットコイン準備戦略を採用しているナスダック上場企業、セムラー・サイエンティフィックは、2020年第1四半期に保有ビットコインが巨額の未実現損失を被ったことを明らかにした報告書を発表した。米国証券取引委員会(SEC)に提出された最新の文書によると、同社の帳簿上の損失は約4,180万ドルで、これは主にビットコイン価格が1月初旬の93,500ドルから約82,000ドルに急落したことが原因となっている。セムラー・サイエンティフィックはまた、2025年第1四半期末時点で3,182 BTCを保有しており、ボヤー・インタラクティブに次ぐ世界で12番目に大きいビットコイン保有者となっていることも明らかにした。同社のCEOダグ・マーフィー・チュトリアン氏は、損失を理由にデジタル資産戦略を放棄するつもりはないと改めて強調した。同社はこれまでに、ビットコインをさらに購入するための資金を調達するため、5億ドルの証券を発行するための書類を米証券取引委員会に提出している。
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