パンセン・マクロは、9月が欧州中央銀行(ECB)にとってユーロ圏の金利を引き下げる最後のチャンスになると考えている。ECBは7月の前回会合で政策金利を2.00%に据え置いたため、投資家の間では来月の利下げは見送られるとの見方が広がっている。パンセン・マクロは、8月の消費者物価指数(CPI)が予想を下回れば、この状況が変化する可能性があると見ている。ユーロ圏のCPIデータは来週発表される。一方、エネルギー価格とコモディティ価格の上昇は、インフレ率のさらなる急上昇につながる可能性がある。9月からインフレ率が持ち直し始めると、年内の追加緩和の機会は閉ざされるだろう。
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