三菱UFJ銀行のアナリスト、リー・ハードマン氏は、金曜日の非農業部門雇用統計が予想を大きく下回った場合、ドルはさらに下落する可能性があると指摘した。ハードマン氏は、予想を下回る雇用統計が再び発表されれば、FRBが9月の会合で利下げを再開し、50ベーシスポイントの利下げを行う可能性があるという市場の見方が強まるだろうと指摘した。データによると、市場は概ね今月25ベーシスポイントの利下げを予想しており、来年9月までに累積利下げ幅は100ベーシスポイントを超えるとみられている。非農業部門雇用統計が予想を大幅に上回らない限り、9月のFRB利下げに対する市場の見方を払拭するのは困難だろう。