ステート・ストリート・グローバル・マーケッツの市場ストラテジスト、マリヤ・バイトマネ氏は、カストディ・データベースによると、機関投資家は6月にポートフォリオのエクスポージャーを増加させたものの、同時に米国債と米ドル建て資産の保有を大幅に減らしたと指摘した。これは、これら2つの資産クラスの投資家保有額がここ数年で最低水準にあることを考えると、特に顕著である。バイトマネ氏はまた、投資家がこれら2つの資産の伝統的な安全資産としての地位に依然として疑問を抱いていると指摘した。第1四半期の米国株の急落、第2四半期の財政持続可能性への懸念の高まり、そして最近の中東紛争の勃発は、いずれも米ドルや米国債の買い急ぎを引き起こしたわけではない。米国債売却のこの傾向は、日本国債と欧州債の保有増加とは対照的である。
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