TD証券のストラテジストはレポートの中で、欧州中央銀行(ECB)の金利決定よりも、米国の消費者物価指数(CPI)のインフレデータがユーロ/米ドル(EUR/USD)の反応を引き起こす可能性が高いと述べた。ストラテジストによると、ECBは預金金利を2.0%に据え置くと予想されており、これは市場予想と一致している。ECBは米EU貿易協定の成立後、不確実性が低下したと示唆する可能性があるものの、今後の決定は会合ごとにデータに基づいて行われると強調するだろう。TD証券のストラテジストは、「米国の消費者物価指数は外国為替市場にとってより大きな牽引力となるだろう。より強い指標とインフレ波及の兆候があることから、ドル高については慎重な姿勢をとっている」と述べた。
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