ブラジル連邦議会議員のクリスオストモ・デ・モウラ氏は、サイバー犯罪容疑者の暗号資産を凍結または没収する権限を裁判所に付与する法案を提出した。この法案は、詐欺事件を扱う際に、裁判官が自ら、あるいは検察官の要請に基づき、暗号資産ウォレットや従来型金融資産の凍結を含む予防措置を講じることを可能にする。同議員は、これらの予防措置は社会の保護に役立ち、詐欺対策の強力な手段となると述べた。また、この法案は、被害者に即時支援を提供し、民事補償手続きの遅延を解消するための「国家詐欺被害者補償基金」の設立も提案している。さらに同議員は、予防拘禁や、犯罪活動に利用される暗号資産取引プラットフォームへの市民のアクセス制限など、サイバー犯罪者に対するより厳しい罰則を求めている。この法案は現在委員会で審議中であり、最終的な判断にはしばらく時間がかかる見込みである。
全てのコメント