関係者によると、エリオット・マネジメントはすでにソフトバンクグループの相当額の株式を保有しており、150億ドルの自社株買い計画を推進している。 FTによると、エリオット氏は20億ドル以上相当の株式を蓄積しており、ここ数カ月ソフトバンク幹部らと接触しているという。エリオット氏は、このような大規模な自社株買いは、創業者の孫正義氏がソフトバンクに対する自信を市場に伝えるのに役立つと考えている。同社株は東京市場で4.6%上昇した。エリオットがかつて世界最大かつ最も影響力のあるテクノロジー投資機関の一つだったソフトバンクを標的にするのはこれで2度目となる。エリオットは2020年に約30億ドルの株式を蓄積し、それ以来ソフトバンクは自社株買いのペースを大幅に加速させた。エリオットは後にソフトバンク株の大半を売却した。ソフトバンクの担当者はコメントを控えた。エリオット氏の代理人はコメントの要請に応じなかった。ソフトバンクは近年、新興企業への投資を縮小している。アーム・ホールディングスなどの主要資産の価値が急騰したことを受け、同社は人工知能などへの投資を強化する準備を進めている。 (ブルームバーグ)
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