JPモルガン・チェースは、連邦準備制度理事会(FRB)が9月17日の会合で予定通り利下げを実施した場合、「好材料が尽きる」ことで売りが誘発される可能性があると警告した。市場情報責任者のアンドリュー・テイラー氏は、米国株は底堅さを示しているものの、関税の影響と弱い雇用統計により投資家心理は脆弱だと述べた。また、利下げはインフレ圧力、特に関税コストの転嫁リスクと賃金インフレを悪化させる可能性があると指摘した。S&P 500は今年に入って30%以上上昇しているが、米国株にとって伝統的に低迷期である9月は、市場にさらなる不確実性をもたらしている。
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