メキシコの億万長者リカルド・サリナス氏は、株式市場の規制から逃れて自立的に事業を運営するため、早ければ5月にも自身の会社グルポ・エレクトラSABを非公開化する計画だとブルームバーグが報じた。サリナス氏は現在、63億ペソ(約30億ドル)の税金をめぐってメキシコ政府と法廷闘争を繰り広げているほか、融資詐欺で失われた資金の回収にも取り組んでいる。 2023年11月、エレクトラはサリナス氏の住宅ローン株式の売却を阻止するために取引停止を申請し、その後株価は70%急落し、サリナス氏の資産は約50億ドル減少した。サリナス氏は、民営化後、エレクトラは事業部門を再編し、負債や株式による資金調達ではなくパートナーを探す可能性があると述べた。彼はまた、自身の投資ポートフォリオの70%がビットコイン関連資産で構成され、30%が金と金採掘会社の株であることも明らかにした。
全てのコメント