最新の米雇用統計で米連邦準備理事会(FRB)の年内利下げに対する慎重な姿勢が強まったことを受け、金価格は序盤の取引で小幅に下落し、このシナリオがドルを押し上げた。スイスクォートのシニアアナリスト、イペク・オズカルデスカヤ氏は「この統計を受けて、FRBが5月に利下げしない確率は67%に急上昇したが、6月利下げの確率は五分五分の確率に近づいた」と述べた。 「しかし、トランプ次期大統領の下で米国の政策の将来に対する不確実性が広がる中、中央銀行による堅調な買いと安全資産への需要が引き続き金価格を支えた。トレーダーらは金融政策の方向性に関するさらなる手がかりを得るために、今週後半に発表される米国の主要なインフレ統計を待っている。
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