事情に詳しい関係者によると、先週ノーザン・データAGの事務所が家宅捜索されたのは、同社が高性能コンピューティングチップへの税控除約5億ユーロ（5億8600万ドル）を不当に請求したかどうかに焦点を当てた刑事捜査の一環。

欧州検察当局は、スウェーデン北部のプロジェクト向けノーザン・データ社によるグラフィック・プロセッシング・ユニット（GPU）の購入を捜査している。事情に詳しい関係者が明らかにした。検察当局は、ステーブルコイン発行会社テザー・ホールディングス（Tether Holdings SA）の支援を受けるノーザン・データが、実際には仮想通貨マイニングに使用されていたGPUを人工知能（AI）用だと主張して税制優遇措置を受けていた可能性を捜査している。